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2013年08月08日

「便利な」…。

月曜日まで那覇にいたので、ジュンク堂へ行き、2時間ほど保育と教育のコーナーをぶらぶら。

そこで、気になる一冊を発見。

タイトルは「『便利な』保育園が奪う本当はもっと大切なもの』。

思わずてに取り、30分ほど立ち読みしてしまい、結局買っちゃいました。

冒頭から、熱い!

待機児童解消を掲げ、推し進められた保育所基準の規制緩和が生んだ「悪」と、それにより今後生まれる「悪」について、共感できる内容満載です。

まだ、読み途中ですが、大興奮です。


〜本文中より〜

社会改革は保育園から始めることができます。皆さんはお気づきになってはいないと思いますが、保育園はとてつもなく大きな可能性を持っています。それは、0歳から5歳までの子供を保育し、教育することによって人間としての核を作り上げることができるからです。そして何よりも大切なことは、その子供たちを通して、親が保育園に関わってくれるからです。
第一に、保育園を単なる「親の労働を支える施設」としてではなく、「親も子もともに育つ教育的役割を持った施設」として、その位置づけをし直すことです。


これは、大納得。

これと合わせて、先日の研修で基調講演された先生の言葉を思い出し、今一度、子供と関わる仕事に携わることの使命と誇りを感じました。(まぁ、私は現場を離れていますが…)

「今、教育に1ドルかけることを惜しむと、将来、6ドルのツケを払うことになる」

「今、社会から子供を守らなければ、将来、その子から社会を守らなければならなくなる」

この二つの言葉の意味を考えると、現在の日本の児童福祉や幼児教育に対する取り組みに不安を感じ、その行く末がリアルに浮かびぞっとします。


とにかく、読んで見る価値はあると思う。


by mune






Posted by 宮古島男子保育士連合會 the男塾 at 21:30│Comments(0)
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