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2011年02月10日

僕の独断と偏見な提言『先生とは』

これから「子ども」というキーワードを中心に、独断と偏見で自分勝手な提言をしてみようと考えました。

本当に勝手ですが。


最近、男塾定例会がありましたが、その時の話の中で、自分の考えや、他のメンバーの考えなど、とても有意義な話ができました。

その話題の中から、僕なりの解釈で、僕なりの考えを書いてみたいと思います。


とつぜんですが、「保育所(園)」と「幼稚園」、この違いを問われたら、みなさんなら何と答えますか?

「保育所は一日見てくれるけど、幼稚園は午前中しか保育しない」とか、
「保育所は、家庭の延長みたいな感じで、幼稚園は学校」とか、
「保育所は厚生労働省の管轄で、幼稚園は文部科学省の管轄」とか、
「保育所は保育所保育指針に基づく保育であって、幼稚園は幼稚園教育要領に基づく教育である」とか、
他にも、もっといろいろな答えがあると思います。

でも、僕の中では、はっきり言って、そんなことはどうでもいい。

別に、投げやりな気持ちで言っている訳ではありません。

伝えたいのは、この二つの違いは確かにあるとしても、目指しているところは同じだと思うのです。

それは「子どもの幸せのために」です。


保育所と幼稚園を定義という方向でみてみます。

保育所の定義としては、「何らかの理由によって十分な保育が受けられない0歳から小学校就学前までの乳幼児を対象として保育・教育を行う福祉施設」とされています。

また、幼稚園の定義としては、「満3歳から小学校就学前までの幼児を保育し、年齢に相応しい適切な環境を整え、心身の発達を助長するための教育施設(つまり、保育(養護と教育)を行う保育所とは異なる、学校教育法による学校)」としています。

確かに、保育所と幼稚園との違いは、定義で言うと明確でありますが、実際に現場に立っている保育士・教師は、必ずしもその定義付けだけで職務を果たしているわけではありません。


さて、話は変わりますが、今「幼保一元化」という施策がすすめられていますね。

これは、少子化進行に伴う幼稚園就園児の減少と、保育所の待機児童の増加という、保育所と幼稚園が抱えている問題点を、一元化することで解決しようというものです。

もし、仮にそうなった場合、保育士と幼稚園教諭の線(違い)はどのようになるのでしょうか?

おむつを替える人と、勉強を教える人?

僕が思うに、そんな線は存在しないと思います。

保育士も幼稚園教諭も、先生は皆、願いは一つなのです。

「子どもの幸せのために」


さて、何が伝えたいかをまとめてみたいと思います。

今こそ、保育所、幼稚園、そして学童の壁を飛び越えて、力を合わせるときです。

「私は、幼稚園の『教師』なのよ」などというプライドはいらない。

「午前中で子どもを帰す『幼稚園とは違う』わ」という誹謗中傷はいらない。

同じ、「子どもの幸せを願う先生」だからこそ、手を取り合い、互いを認め合い、持っているものを共有するべきだと思います。

新しいことを始めたり、新しい風が吹くとき、きっと難関・難題がたくさんあるでしょう。

しかしそれさえも、夢や目標があれば乗り越えられるものです。

それを仲間と共に進んでいくのなら、切り開いていくのなら、それ以上に心強いものはありません。

自分を正当化するわけではありませんが、宮古島男子保育士連合會the男塾の活動は、先駆けとして良い刺激になるのではないかと思っています。

はっきり言って、僕自身は現場を離れた人間ですので、「先生」というものについて偉そうに語れる立場ではありません。

しかしながら、現場を離れたのは自分の希望であったし、その決断も「これから島を担っていく子ども達のために」という信念があってこそなのです。

だから、僕は先生であったことにも、今の仕事にも誇りを持っています。

そして何より、男塾の一員であることを誇りに思います。


最後になりますが、保護者の立場からです。

僕も家に帰れば、一人の父親です。

子どもを保育所に預け、先生方のお世話になっています。

そんな、保護者の立場から一言。


「先生は、いつだって一生懸命です。」


厳しかったり、頼りなさそうだったり、そんな先生でも「子ども達のために」と常に尽力していることを忘れないで下さい。

先にも述べたように、先生とは定義づけや事務的な流れの中で職務を果たしているのではありません。


そして、先生も、命を預かっている責任と誇りを持ち続けてください。



長々と、まとまらない話をしてしまいました。



by MUNE



Posted by 宮古島男子保育士連合會 the男塾 at 00:10│Comments(0)
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